【飲食店開業マニュアル】飲食店開業に必要なことを1からご紹介! – 開業支援のオフィス店舗経営.COM|店舗オーナー様をトータルサポート

2020.10.14

2021.11.2

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【飲食店開業マニュアル】飲食店開業に必要なことを1からご紹介!

【飲食店開業マニュアル】飲食店開業に必要なことを1からご紹介!

飲食店開業が初めての時、やらなければいけない事が多くて戸惑ってしまうかもしれません。
たしかに開業するまでは手間も時間もかかりますが、開業後に慌てないためにも手を抜かず順序立てて作業をこなしていきましょう。
この記事では、飲食店開業のために必要なことについて基礎からご紹介していきます。

まずはコンセプトを作成しよう

飲食店開業のためには、まず「どのようなお店にしたいか」を明確にしておきましょう。

・料理のジャンル
・エリア
・ターゲットとなる層
・営業時間帯と定休日
・お店の雰囲気
・平均単価
・顧客が自分の店舗を利用する目的
・他店にはない独自性

など、具体的に決めておきましょう。

お店のコンセプトが明確に決まらないと、出店エリアや具体的な資金計画が立てられないので、自分で納得するまでよく考えておきましょう。

物件取得などで必要な資金を計算しよう

店舗コンセプトがまとまったら、希望に合う物件を調査しましょう。
飲食店に限らずどんなお店でもそうですが、安定して集客するためには立地がかなり大切です。

・駅やバス停の近く
・住宅街で人の往来が多い
・オフィス街でランチの飲食店のニーズが高い
・周辺に飲食店が少ない
・学校や観光地の近く

など、お客さんを取り込みやすいエリアの出店がおすすめです。

仲介業者等に希望を伝えて物件を紹介してもらいましょう。
業者によって得意な物件の傾向が異なるので、相見積もり(複数の会社に見積もりを依頼すること)をしてもよいでしょう。

事業計画書を作成しよう

物件が決定し、賃料が決まったら事業計画書を作成しましょう。

事業計画書は事業や経営、資金使途、売り上げ予測などについてまとめた書類です。
金融機関へ融資を申請する際に必須となり、事業計画書の内容や完成度も審査に大きく影響します。

飲食店で必要な届け出を早めにすませよう

飲食店開業をするにあたって、必要な届け出や手続きは早めに済ませておきましょう。

飲食店営業許可

飲食店営業許可は、管轄の保健所に申請しなければいけません。
申請から許可証の交付まで2~3週間かかるので、計画的に申し込みましょう。

・管轄の保健所へ相談
・必要書類を揃えて申請
・保健所の担当が店舗施設を視察
・審査が通ったら許可証が交付する
・開店が可能

営業許可の申請料金は、業種や自治体によって異なります。
東京都の場合は以下の通りです。
・飲食店営業許可:18,300円
・喫茶店営業:11,500円
・飲食店営業(臨時移動):5,600円
・乳類販売業:11,500円
・氷雪製造業:25,200円

参考:https://www.city.shinjuku.lg.jp/jigyo/file03_04_00002.html

防火管理者

店舗の収容人数が30人以上になる場合は、 防火管理者の講習を受けて火災や地震が発生した際の対応方法を学びます。
講習は消防署で行われ、自治体や消防署によって1日~2日と期間が変わります。

受講料は6,500円~8,000円が相場ですが、エリアによって異なるので管轄の消防署の公式サイト等で確認してください。

食品衛生責任者

食品衛生責任者は店舗につき1人は設置されなければいけません。
飲食店営業許可を保健所に申請する時には、食品衛生責任者証明書を同封します。

自治体が実施している食品衛生責任者向けの講習を1日受けて、最後に確認テストを行うので空いた時間で取得できます。
受講料は10,000円前後で自治体によって異なりますが、栄養士や調理師の資格を持っていれば免除されます。

まとめ:【飲食店開業マニュアル】飲食店開業に必要なことを1からご紹介!

飲食店開業を考えている人は多いですが、開業後に経営が上手くいかず店をたたむ選択をする事例も少なからずあります。
開業した後は経営、宣伝、資金面など考えなければならないことが山積みですが、その基本方針となるのは最初に考える店舗のコンセプトです。

早くビジネスを始めたい気持ちがあるかもしれませんが、末永く愛されるお店を作るために、方針を固めて必要な作業は丁寧に行っていきたいものですね。

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