【無料・有料】店舗BGMで使える著作権フリー音楽を解説! – 開業支援のオフィス店舗経営.COM|店舗オーナー様をトータルサポート

2024.5.31

164 views

【無料・有料】店舗BGMで使える著作権フリー音楽を解説!

お店で音楽を流す方法と著作権問題の解決方法

著作権に関する問題が気になり、店舗のBGM選びに困っていませんか?

できるだけ固定費をかけたくないので、できれば無料で使える著作権フリー音楽を探している方も多いのではないでしょうか。

基本的に店舗でのBGM使用は有料ですが、一部無料で使用可能な著作権フリー音楽も存在します。

しかし結論から言いますが、品質や手間など考えると有料の店舗BGMサービスの利用が最も安全で確実、業務効率の面からもおすすめです。

なぜなら、無料で使えるものは選択肢が少なく店舗の雰囲気に合うものを見つけるのも一苦労。満足できるクオリティのBGMを探すことも困難です。

それに比べ「USEN MUSIC」などの有料サービスであれば、BGMの選択肢が非常に多く、流す曲のプログラムを組めたり、AIが選定してくれたりと最小の労力で思い通りのBGMを流すことができます。もちろん著作権問題もクリアになります。

音楽アプリ「Apple Music」や「Spotify」などは店舗利用プランがないので(2024年5月時点)、店舗BGMとして利用することができません。また、自身のCDをBGMに使用する際はJASRACへの申請と使用料の支払いが必要です。

この記事では以下のことがわかります。

・店舗でかけて良いBGM

・店舗で著作権フリーでかけられるBGM

・店舗でかけるおすすめのBGMサービス

・音楽サブスクの店舗利用はできるのか

・店舗でCDなどの音源をかける方法

・無断で店舗でBGMを流した場合はバレるのか

最後まで読んでいただければ、著作権問題をクリアして店舗でBGMをかける方法についてわかります。

店舗のBGMは基本的には有料

店舗で流すBGMは、一般的には有料というのが基本です。これは、音楽著作権を保護するためであり、著作権法により認められた楽曲使用料を支払うことが求められます。

そのため、無断で楽曲を使用すると法的なトラブルに巻き込まれる可能性があります。

無料で使用できるBGMも存在しますが、その選択肢は限られます。無料のBGMを選ぶ場合、著作権フリーの楽曲を選ぶか、公共の場で流すための特別な許可を得る必要があります。

一方、有料のBGMサービスを利用すれば、豊富な楽曲から選ぶことができ、店舗の雰囲気に合わせたBGMを提供できます。

幅広い音楽ジャンルと豊富な楽曲数、プログラム機能などにより思い通りにBGMを流すことが可能です。

著作権問題は必ず発生しますので、店舗でのBGM利用は著作権をクリアできる有料サービスの利用がおすすめです。

無断使用で裁判となるケースもある

無断で音楽を使用されたとしてJASRAC(日本音楽著作権協会)が訴訟を起こした例があります。

JASRACは、日本国内で音楽の著作権を管理しており、無断で音楽を使用する行為に対して厳しい態度を取っています。実際、2015年からJASRACは音楽著作権の手続きが済んでいない店舗に対して民事調停を申し立てており、この対象には飲食店や美容室などが含まれていました。

また店舗では、音源を流すだけではなく、有名曲の演奏についても著作権は発生します。

訴訟事例としては、名古屋市の飲食店経営会社が米国の人気歌手の曲を無断で生演奏したとして、JASRACから著作権料約1630万円の支払いを求められました。

このように楽曲の無断使用については大きな問題が発生します。

著作権フリーで使用可能な店舗BGM

店舗でのBGM選びは、お客様の雰囲気を左右する重要な要素です。

有料のBGMサービスを利用するのが一般的ですが、フリーで使用可能な店舗BGMも存在します。

1つ目がパブリックドメインの音楽です。これは著作権の保護期間が切れたもので、無償で利用可能です。クラシック音楽の一部や伝統的な民俗音楽などが該当します。

2つ目がクリエイティブ・コモンズ・ライセンス(CCライセンス)の付与された音楽です。ただし、CCライセンスには複数の種類があり、それぞれに使用条件が設けられています。

商用利用可能で、著作者のクレジット表示が不要な「CC0」や「CC BY」の楽曲が店舗BGMとして適しています。「CC BY」の場合は、店舗内のどこかに作者情報など利用に際し必要な情報を表示します。

3つ目がロイヤリティフリーの音楽です。一度購入すれば、追加料金なしで繰り返し利用できます。無料のものも存在します。

4つ目が自作の音楽です。最近では作曲ソフトやAIツールが充実しており、オリジナル曲の作成も簡単にできるようになりました。

これらのフリーBGMを上手に活用するというのも一つの方法です。

著作権フリーサービスを利用する

著作権フリーのBGMサイトを利用するメリットとして、まず費用が抑えられる点が挙げられます。商用利用も許可されている楽曲が多いので安心して使用できます。

デメリットとしては、ほとんどが無名曲のため、有名な楽曲にある視聴者の視聴経験や感情の変化などの特別な効果は期待できません。サイトによっては楽曲の品質にばらつきがあり、店舗や目的に合った楽曲を探す手間がかかることもあります。また、楽曲ごとに利用規約を慎重に調べる必要もあります。そして何よりも複数の楽曲を店舗で流せるようにまとめるのが面倒です。

代表的な著作権フリーのBGMサイトは以下のとおりです。

・Free Music Archive(FMA)

・Jamendo

・SoundCloud

・DOVA-SYNDROME

・Bensound

・Incompetech

・Purple Planet Music

著作権フリーCDを購入する

Amazonや楽天市場などでは、お店でBGMとして流すことができる著作権フリーのCDを購入することができます。

「ロイヤリティフリー Music」と検索することで著作権フリーのCDを見つけることが可能です。必ず利用規約を確認して、店舗で使用できるCDを購入してください。

店舗BGMは有料サービスの利用がおすすめ

店舗BGMの選択は、お店の雰囲気作りに直結します。そのため、適切なBGMを選ぶことは非常に重要です。

しかし、一方で音楽の著作権についても考慮する必要があります。そのため、有料サービスの利用がおすすめです。

有料サービスでは、著作権をクリアした音楽を提供しており、店舗での使用に適しています。また、専門的な業者が選曲を行っているため、お店の雰囲気に合わせた適切な選曲が可能です。

さらに、定期的に新曲が追加されるため、常に新鮮な音楽を提供することができます。有料サービスの利用料金は、月額制や年間契約など、選択肢も豊富で、予算に合わせて比較し選ぶことができます。

これらの理由から、店舗BGMには有料サービスの利用がおすすめです。

月額サブスクの有料店舗BGM

月額サブスク(サブスクリプション)の有料店舗BGMとは、定額制の音楽配信サービスを利用して店舗でBGMを流すことです。これにより、ジャズ、クラシック、ポップス、ロックなど様々なジャンルの音楽を使用できます。

しかし、「Spotify」などの一般的な音楽ストリーミングサービスは個人利用が前提であり、店舗での使用許可がありません。そのため、専用の有料店舗BGMサービスを利用する必要があります。

店舗での利用を目的とした音楽配信サービスは、月額料金に著作線使用料が含まれているため、細かいことを気にせず好きな楽曲をかけることができます。さらに、プレイリスト作成機能や曲のリクエスト機能など、店舗運営に役立つ機能も提供されており、高品質な音楽をストリーミングできるため、顧客の体験をより良いものにするために役立ちます。

ここでは特におすすめの店舗向け音楽配信サービスをご紹介します。

シェア率No.1の『USEN』

店舗BGMとして使えるサービスにはいくつか種類がありますが、中でもおすすめなのはUSENの提供するサービスです。

店舗BGMで業界シェアNo.1という実績(店舗BGM顧客数約80万件)とそれを裏付ける高品質なサービスで、USENを選んでおけばBGMに関する悩みは解消されるでしょう。

USENのサービスには他社のサービスとは異なる特徴がいくつかありますが、特筆すべきはアーティースト本人の歌唱・楽曲がかけられるということがあげられます。

J-POP、ジャズ、クラシック、ポップス、ロック、アニメソングなど様々なジャンルでアーティストの音楽を使用できます。

他社ではボーカルが無かったり、カバー曲だったりするため、アーティスト本人の歌が聴きたい場合はUSENを選びましょう。

また、USENの店舗BGMサービスにはいくつか種類があります。

中でもおすすめのサービスをご紹介します。

1. USEN MUSIC

一番人気のサービスです。専用のタブレットでアプリを操作して使用します。チャンネル数が1100と非常に多く、お店のスタイルに合った曲を見つけることができます。

また、AIによる自動編成や自由にカスタムできるプレイリスト機能など使い勝手が非常に優れています。

その他、プロのナレーターによる店内アナウンス機能など、店舗経営する上で便利な機能も搭載されています。

2. USEN MUSIC Entertainment

上記のUSEN MUSICにエンタメ機能がプラスされたサーピスです。専用機器としてTVモニターがセットになっており、ミュージックビデオ、BGVなどの動画を始め様々な店内演出が可能になります。さらにオプションでカラオケも利用可能です。

3. OTORAKU

手軽さと月額2,980円からという価格で人気なのがOTORAKUです。
お手持ちのスマホやタブレットを使用すれば、電話口で契約し、アプリをダウンロードしてすぐに利用開始することができます。

USEN MUSICに比べると機能は絞り込まれていますが、著作権問題をクリアして手軽に始められるため人気のサービスです。

手軽さで人気の『モンスターチャンネル』

価格が安く初期費用が0円であるなど、導入の手軽さで人気のサービスです。

累計アカウント数は50,000を超え、利用者が増えてきています。

スマートフォン、タブレット、パソコンなどを利用して簡単にBGMを流せることや、特別な工事や複雑な設定は不要でインターネット接続があればすぐに始められることも人気の要因です。

チャンネル数も1000以上と多く、店舗の雰囲気や顧客層に合わせた選曲が可能です。

ただしJ-POPのヒットチャートチャンネルなどは無く、カバー曲のみの取り扱いのため注意が必要です。

 

店舗BGMとして使用できない音楽配信サービス

個人利用では非常に人気の音楽配信サービス。しかしその殆どは店舗BGMとして使用することができません。個人利用を目的としたサービスのため、商用利用に必要な著作権料の支払いは含まれておらず、店舗でのBGMとして利用する場合は著作権法に抵触します。

以下に挙げる音楽配信サービスは店舗BGMとして利用できませんので、これらは使用しないようにしましょう。

『Spotify』は店舗BGM利用不可

2024年5月時点での月間アクティブユーザー数は6億1500万人、その中でプレミアムユーザー数は2億3900万人と全世界で最も利用されている音楽配信サービスです。

その豊富な楽曲ライブラリと手軽さから、個人的な楽曲視聴には最適です。

しかし、個人利用を目的としたサービスのため、店舗でのBGMとして利用することはできません

『Apple Music』は店舗BGM利用不可

2023年6月時点での利用者数が9300万人とSpotifyに次ぐ人気の音楽配信サービスで、前年比でも利用者は増加しています。

しかし「Apple Music」は個人の音楽鑑賞用途であり、店舗での商用利用は許可されていません。

『Amazon Music』は店舗BGM利用不可

2024年時点での利用者数が8200万人で特に日本、アメリカ、イギリスで人気のサービスです。

Amazonのエコシステムと連携していて、Echoデバイスの利用者が特に多く利用しています。

しかし個人利用を目的としたサービスのため、提供されている音楽を店舗でBGMとして流すことは契約違反となります。

『YouTube Music』は店舗BGM利用不可

2024年時点での利用者数は1億人で、この数字にはYouTube Premiumの加入者も含まれています。

YouTube Musicはグローバルな音楽ストリーミング市場で約8%のシェアを占めおり、他の主要な音楽ストリーミングサービスに比べて成長を続けていることを示しています。

しかし個人利用を目的としたサービスのため、店舗でのBGMとして利用することはできません

手持ちのCDを店舗BGMにするならJASRACに申請を

手持ちのCDを店舗のBGMとして使用する場合、JASRACの許諾が必須です。これは、CDに収録されている音楽の著作権を保護するためです。

許諾申請には、使用する音楽の種類や使用する時間、店舗の広さなどが考慮されます。使用料は、これらの要素によって決まります。使用料を支払うことで、著作権者から正式に音楽使用の許可を得られます。

これにより、安心して店舗でCDの音楽を流すことが可能となります。JASRACの許諾を得ることは、音楽を尊重し、著作権を守る行為でもあります。

音楽の店舗での無断使用はバレる?バレたらどうなる?

無断で音楽を店舗で使用すると、著作権法違反となります。JASRACなどの音楽著作権管理団体は、音楽の公衆送信権を管理しており、店内で音楽を流す場合も許諾が必要です。

では無断使用はバレるのでしょうか?

JASRACによる調査は頻繁に行われており、無断使用は数多く発覚しています。また、従業員やお客様、同業者など、様々なルートから無断使用している情報は流れていくものです。

無断使用が発覚した場合は訴訟に発展するケースが見られます。訴えられることで、信用を失う場合や店舗の悪い評判が広がってしまう可能性もあります。

無断使用を避けるためにも、有料の店舗BGMサービスを利用することや、著作権フリーの音楽を使用することをお勧めします。

まとめ:店舗のBGMで使える著作権フリー音楽はある?ベストな方法を解説!

最後にまとめです。

店舗で流して良いBGMは著作権の問題をクリアできている音楽です。

著作権フリーで使用可能な音楽も存在しますが、選曲や管理に手間がかかり品質や使い勝手は有料サービスと比べると大きく劣ります。

月額サブスクの店舗BGMサービスであれば著作権問題がクリアでき、充実したチャンネル数、楽曲数、機能を利用できます。店舗BGMについて悩むことはなくなるでしょう。

しかしSpotify等の音楽配信サービスは個人利用を想定したサービスのため店舗BGMとして使用できず注意が必要です。

また、手持ちのCDを店舗BGMにする場合は、必ずJASRACに申請し使用料を支払いましょう。

音楽の不正利用はJASRACの調査、従業員、お客様、同業者などからバレるケースが非常に多くあり、万が一、音楽の店舗での無断使用が発覚した場合は罰せられる可能性があります。

これらを踏まえ、店舗BGMで使える著作権フリー音楽は、一部存在しますが、ベストな方法は月額サブスクの店舗BGMサービスを利用することです。

特におすすめなのがUSENです。店舗BGM業界シェア率No.1の実績、安心のサポート体制、充実した機能、店舗のコンセプトや予算に応じて選べるサービス内容など、店舗BGMの悩みは一気に解決します。

関連キーワード

あなたにおすすめの記事

よく読まれている記事

この記事を見た人はこんな記事も見ています