いつかは独立して起業したいけれどタイミングが分からないまま時間が流れてしまい、結局独立を諦めてしまったという人は少なくないでしょう。
確かに独立のタイミングは人それぞれ違うので、一概に「いつが良い」と断定できず判断が非常に難しいと言えます。
ですが、誰もが間違ったタイミングでの独立は避けたいものですよね?
今回は、最適な独立のタイミングの見極め方をまとめました。将来独立を考えているのであれば、ぜひ参考にしてくださいね。
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独立に最適なタイミング
結論から言えば、独立のタイミングは自分の意思次第です。
漠然と「独立の良いタイミングを待つ」ことは一番避けるべきで、自分から機会を逃してしまっている可能性があります。
特に個人事業主の場合は税務署に「開業届」さえ提出してしまえば、書類上は起業できてしまうものなので、「明確なタイミング」はないと言っても良いでしょう。
しかし、多くの人は今の会社を退職して独立をするのですから、あまりに思いつきで退職・独立をしてしまうと収入がなくなるという大きなリスクを背負うことになります。
少しでも独立が成功する確率を上げるために考えるべき、独立のタイミングを見ていきましょう。
当面の資金と生活費が確保できてから
起業する業種によっては、起業時に必要なものはパソコン一台で十分という場合もありますが、事務所や店舗を構えるような時には多くの開業資金が必要になりますし、起業後すぐに売上が上がらない可能性もあります。
そのため当面の運転資金はもちろん、自分の生活費も用意しておかなければいけません。
可能であれば、開業資金の他に1年程度の運転資金と生活費が揃えられると良いでしょう。
資金に余裕があれば、独立後の選択肢も増えます。
売上見込みが立ってから
運営資金以上の一定の水準で継続的な売上見込みが立たなければ、金銭的問題で事業の継続が難しくなってしまうでしょう。
単発の注文だけでは非常に不安定な運営になってしまうので、継続的な業務依頼がもらえるクライアントが確保できているかどうかは、重要なポイントと言えますね。
逆に言えば、しっかりとした売上見込みがあるのなら、早い段階で独立を決めても良いのではないでしょうか。
優秀なビジネスパートナーや協力者が見つかった時
優れたビジネスパートナーや協力者との出会いは、望んでも叶うものではありませんし、起業後の成功に大きな影響を与える存在であると言えます。
「この人となら」と思える相手と出会った時には独立を決断するべきでしょう。
補助金や助成金が受給できる時
不定期ではありますが、国や地方自治体から起業時に役立つ補助金や助成金が受給できる場合があります。
受給目的で起業することはお勧めしませんが、その他の準備が整っている状態であれば、タイミングを合わせるのも良いですね。
副業から始めてみるという手段もある
リスク回避のために、退職前に副業として起業をするという手段もあります。
本格起業後の売上見込みも立てられるようになりますし、自分が本当に独立に向いているのかも分かるでしょう。
ただしお勤めの会社によっては副業を禁止している場合もありますので、確認が必要です。
まとめ:独立のタイミングはいつが最適?独立タイミングの見極めについて
独立のタイミングは自分で決めるものですが、ただ機会を待つという行為はお勧めできません。独立の時期の見通しを立て、独立に向かって今できることを探しましょう。
資金確保以外にも、やるべきことは必ず見つかります。時間を有効利用して、独立のタイミングを見極めるようにしましょうね。