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2020.8.10

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共同経営とは何か?メリットやデメリットを詳しく解説!

共同経営とは何か?メリットやデメリットを詳しく解説!

企業を経営していく上で、経営者と呼ばれる立場の人間は欠かせません。
経営者と言えば1人が基本ですが、中には共同経営といって2人以上の経営者が協力して経営を進める場合があります。

このページでは、共同経営とは何か?またどのようなメリットとデメリットがあるのかを解説します。

共同経営とその形態について

共同経営について、経営とは何か?という点も含めて解説します。

共同経営とは

まず「経営」という言葉の意味を理解する必要があります。
顧客に対して商品やサービスなどの価値を提供して収益を上げることを事業と呼び、事業に取り組む組織の存続や発展を目的とした活動のことを経営と呼びます。

共同経営とは、これらの活動を2人以上の経営者が行う形態のことを指します。
出資比率により変わる場合もありますが、原則として企業経営に関わる意思決定を対等な立場で進めていきます。

共同経営の形態

共同経営にはさまざまな形態があり、必ずしも経営者同士は完全に対等であるとは限りません。
実質的なオーナーと実務上の経営者の立場に分かれる場合もあり、与えられる経営上の権限に差があることもあるでしょう。

意思決定に時間がかかりやすいなど、必ずしも完全に対等な立場の経営者による共同経営がベストとは限りませんので、企業の運営に適した共同経営の形態をとることが重要です。

共同経営のメリット

共同経営をすることで得られるメリットには、どのようなものがあるのでしょうか?

資本金が増える

共同出資という形態により、単独経営よりも有利な資金繰りが可能な場合が多くなります。
起業時には初期の運転資金や設備投資が必要な場合も多く、共同経営という形態により安心して経営を軌道に乗せていくことが可能です。

相互に協力しながら経営が可能

大きな責任と様々な重圧から、単独経営者は孤独になりがちです。
対等な立場として協力できるパートナーの存在は、実務やメンタル面において大きなメリットとなります。

不足するスキルを補い合い、相互に助け合うことで力強い企業経営が可能となり、双方の人脈も含めた相乗効果も期待できます。

共同経営のデメリット

共同経営はメリットばかりではなく、デメリットも存在します。
特に共同経営を原因とした金銭問題に発展すると、企業の存続にも影響しますので無視できません。
デメリットを十分に理解して、対策をとることも重要です。

共同経営者同士のトラブルが起きやすい

経営上のすべての面において良好なパートナー関係を築ければ良いのですが、現実には難しいものです。
仕事量や利益の分配にアンバランスが生じると、待遇への不満を発端としてトラブルに直結します。

本来は対等であるべき立場のパワーバランスが崩れると、円滑な企業運営は困難となり、社員だけでなく顧客までもが振り回されてしまい、倒産という最悪の結末になることもあります。

スピーディーな意思決定や責任の所在管理がしにくい

共同経営という形態は、一般的に企業としての意思決定に多くの時間を要します。
常に議論を必要として、場合によっては意見がぶつかり合うことも有るからです。

経営者にある程度の上下関係や意思決定の仕組みがないと、意見が平行線となってしまい進展できなくなります。責任の所在も明確にしておかないと、トラブルの原因になりかねません。

可能であれば、共同経営を解消するときの事まで考えて、事前にあらゆることの覚書を残しておくことをおすすめします。

まとめ:共同経営とは何か?メリットやデメリットを詳しく解説!

いかがでしたか?
共同経営には2人以上の経営者が関わる以上、経営における意思決定の問題を生じる可能性があり、それと共に人間関係や金銭問題へと発展するリスクがあるということでした。

しかしながら、信頼できるパートナー同士がきちんとした取り決めの上で経営に取り組むことで、高い相乗効果を生み出すことも可能です。
メリットとデメリットを良く理解した上で、共同経営という選択肢を考えてみるのも1つの手段と言えるでしょう。

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