「飲食店を開業するにあたり、事前にマニュアルを作成しておきたい・・・」
「飲食店運営に課題が生まれてきたので、マニュアルで対処していきたい・・・」
飲食店を円滑に運営していくためには、マニュアルの作成は必要です。
しかし、いざマニュアルを作成するとなると、どのようなマニュアルを作ればよいか迷ってしまいますよね?
そこで今回は、飲食店で作成しておいた方がよいマニュアルの種類を紹介するとともに、作成する際のポイントも解説するので、ぜひお役立てください。
飲食店で作っておいた方がよいマニュアルの種類は?
マニュアルと一口に言ってもさまざまなマニュアルが想像でき、事前知識なく作成すれば無駄なマニュアルが増えてしまう恐れがあります。
飲食店でマニュアルを作るのであれば、
・基本マニュアル
・業務マニュアル
の2つを作成しておきましょう。
種類1:基本マニュアルとは?
基本マニュアルとは、お店のコンセプトや経営理念、販売戦略などを盛り込んだマニュアルです。
飲食店でマニュアルを作る場合には、まずこの基本マニュアルを作っておかなければ、業務マニュアルが統一感の欠けた内容になってしまう可能性があります。
また、基本マニュアルは、飲食店で働く従業員全員の価値観や意識を統一するためにも重要になります。
種類2:業務マニュアルとは?
飲食店で働く従業員の業務内容に関するマニュアルが、業務マニュアルです。
この業務マニュアルを作成する場合は、キッチンやホールでの作業に関する作業マニュアルと、お客さんへの接客に関する接客マニュアル、トラブルに備えた緊急時マニュアルをそれぞれ作成しておきましょう。
作業マニュアルについて
作業マニュアルは、キッチンやホールでの作業内容や作業をする際の注意点などを定めたマニュアル<のことです。 また、食品をどのように管理するのか、店内の備品や調理器具の管理などの衛生管理に関することも、作業マニュアルで定めておくようにしましょう。
接客マニュアルについて
接客マニュアルは、>お客さんが来店してから退店するまでの間、従業員が則るべき行動や接客をする上で身につけておくべき言葉遣い・表現、状況に応じた対応例などを示したマニュアルです。
接客マニュアルを作成しておけば、新人教育・育成も進めやすくなります。
緊急時マニュアルについて
店長不在時に問い合わせがあったときや、お客さんからのクレームなどのトラブルがあった際の対応策を示すのが、緊急時マニュアルです。
緊急時マニュアルを作成しておけば、トラブルなどが起きた場合に、従業員がどのように対処すればいいのか迷わずに済み、トラブルをさらに大きくしてしまうのを防ぐことができます。
マニュアルの作成する際のポイントは?
マニュアルを作成するためには具体的な記述が必要不可欠ですが、すべてを文章だけで伝えた場合は分かりにくいと感じますよね。
実践が難しそうな内容や、理解しにくい可能性がある部分は、文章だけにするのではなく、写真や絵などを盛り込みましょう。
写真や絵があると、頭のなかでのシミュレーションがしやすくなるので、すべての従業員に理解してもらえるマニュアルに仕上げることができます。
まとめ:飲食店マニュアルの作り方を分かりやすくご紹介!
飲食店のマニュアルは、1度作ってしまえばよいわけではありません。
もし、従業員の接客の質が落ちてきているようなら、基本マニュアルが形だけになっている可能性があります。
また、接客マニュアルを従業員がきちんと理解できていないのかもしれません。
そのため、お店のルールを変更したときだけでなく、定期的に基本マニュアルや業務マニュアルは見直しをすることが大切です。