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2020.7.2

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経営者が知っておきたい年金制度について!

「年金の制度はさまざまあるが詳しく知らないので理解したい・・・」
「どの年金制度を利用するか検討できる情報はないかな・・・」

このような方はいらっしゃいませんか?

年金には、「確定拠出年金」「確定給付企業年金」「個人年金保険」などさまざまな種類が存在しています。
このような年金についての違いを、経営者の方々は説明できますでしょうか?

年金と一口に言っても種類は豊富ですので、今回は、経営者として知っておくといい年金制度や、代替方法について本文中で詳しくご紹介いたします。

年金を積み立てる制度

年金を積み立てる方法には、以下が挙げられます。

確定拠出年金

確定拠出年金は、国民年金・厚生年金の他にお金を積み立てて老後の生活費に活かす方式の年金のことです。

確定拠出年金には、
・企業型確定拠出年金
・個人型拠出年金

の2種類があります。

企業型確定拠出年金は、企業側が掛金を拠出し、加入者である従業員が年金資産を運用する仕組みになっています。

個人型確定拠出年金(iDeCo)は、加入者自らが年金資産を拠出・運用し、原則60歳以降に受け取る仕組みになっています。
掛金は、所得控除の対象となるのが特徴です。

確定給付企業年金

確定給付企業年金には、
・規約型企業年金
・基金型企業年金

の2種類があります。
規約型企業年金は、掛金を外部に拠出し、年金資産を管理・運用して年金給付するもの。
基金型企業年金は、別法人として設立された企業年金基金が、年金資産を管理・運用して年金給付するものになります。

参考:https://www.pfa.or.jp/nenkin/nenkin_tsusan/nenkin_tsuusan01.html
参考:https://www.smtb.jp/business/pension/knowledge/basic/db/about-db.html

厚生年金基金

厚生年金基金は、厚生年金保険と字面が似ていますが別のもので、平成25年の法改正によって新設が認められなくなっています。

厚生労働大臣の認可を受けて設立する厚生年金基金が、年金資産を管理・運用して年金給付を行うものになります。

個人年金保険

個人年金保険とは、自分で受給開始する時期を選べ、途中で解約できたりと公的な年金よりも柔軟に利用できるのが特徴です。

個人年金保険は、あくまでも保険商品なので会社やプランによって内容が異なります。
個人型確定拠出年金(iDeCo)と個人年金保険は、個人で拠出する点は同じですが、違いについて気になる方もいらっしゃるかと思います。

それぞれの違いを説明すると、積立額に関してiDeCoは個人で自由に決められますが、個人年金保険の場合は契約時に決定します。
税額控除に関してiDeCoは全額所得税控除になるのに対し、個人年金保険の場合は、一定額の所得税控除となります。
一番のポイントとなるのは、iDeCoは途中解約が原則不可で個人年金保険の方は可能である点です。

資産運用で年金を用意する方法

積み立てではなく、有価証券などの運用で年金の足しにするという方法もあります。
ただ、運用する方法によってリスクなものもあるので、資産の一部のみ投資で運用するなどの対策が必要です。

資産運用方法として、
・定期預金
・積立型の保険商品

が挙げられます。

一方で、
・投資信託
・株式運用
・不動産投資

などは、上手くいけば元金よりも大幅に増やすことが可能ですが、リスクも伴います。
ですので、年金の足しとして利用する場合、資産価値が変動する可能性があるものは、余剰金の中で行うようにしましょう。

まとめ:経営者が知っておきたい年金制度について!

今回は、経営者の方が知っておきたい年金制度や変わりとなる方法についてご紹介いたしました。

本記事でご紹介した通り、公的な年金に+αとして積み立てていくものや資産運用をしながら積み立てるなど、色々な方法があることが分かりましたね。
目的や状況によって最適な方法は人それぞれあるので、余裕をもって計画をすすめていきましょう。

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