埋め込み型のスピーカーには、Bluetooth機能が搭載されて無線で操作できるタイプのものもあります。
店舗で使う場合には有線と無線どちらが使いやすいのでしょうか?
この記事の中で、Bluetooth対応スピーカーの特徴と注意点について解説していきます。
Contents
Bluetooth対応の埋め込み型スピーカーの特徴って?
まずは、Bluetoothに対応している埋め込み型スピーカーの基礎情報についておさらいしていきましょう。
埋め込み型のスピーカーは、壁や天井に穴をあけて設置します。
一般的な埋め込みスピーカーの施行は以下の手順で行われます。
・天井や壁に穴を開ける
・専用の金具を内部に設置する
・スピーカーのケーブルを通す
・落下防止用の器具を設置する
・スピーカー本体を固定する
基本的な工程は変わりませんが、Bluetooth対応のスピーカーだと配管工事が不要になる分工事費が通常よりも安い傾向になります。
無線接続できるので時短&操作が簡単
Bluetooth対応の埋め込みスピーカーの利点として、よく挙げられるのが「操作の手軽さ」ではないでしょうか?
アンプとスピーカーを接続するタイプのスピーカーでは、専用の機器からでないと操作ができません。
しかし、Bluetoothで接続できるスピーカーであれば、スマホやタブレットと同期して操作が行えます。
音量や選曲、チャンネル設定が簡単というのは忙しい店舗経営者の方からすると、メリットだらけに感じるかもしれませんね。
Bluetoothスピーカー導入前に知りたい注意点
先ほどまでは、主にBluetooth対応スピーカーの良い面をフィーチャーしてご紹介いたしました。
しかし、新しい機能を搭載しているからこその注意点も存在するので、導入の前にこちらもご確認くださいね。
Bluetoothは規格がどんどん進化するので注意
Bluetoothは無線の通信規格なので、定期的に新しい規格が誕生します。
Bluetoothという技術が世に知れ渡ったのは、1999年のことでした。
当時の規格は1.0で、スウェーデンを拠点にするエリクソン社のエンジニアによって命名されました。
2020年5月時点での最新バージョンは5.2で、従来よりも遠い距離間でも通信ができるよう改善されました。
「どんどんバージョンアップしているならいいんじゃないの?」と感じる方もいるかもしれませんが、バージョン違いの規格では互換性がないものもあります。
とくに、バージョン4.0前後だとBLEという旧式の通信方式に対応している機器ではないと、使用自体ができないこともあるのです。
また、スピーカーと再生機器のコーデックも統一しないと、音の遅延などが発生してスムーズに音楽が流れないということも起こりかねません。
埋め込みスピーカーは外すのも工事が必要
埋め込み型のスピーカーは、設置だけでなく取り外しも工事が必要です。
特に店舗で商用利用するものは、専門業者が繊細な作業を行うことを前提として作られているので、自分で勝手に取り外しすることは難しいのです。
バージョンが変わるたびに工事して付け替える・・・という方法もナシではありませんが、費用対効果を考えるとそれほどいいものではありません。
飲食店の場合は設置場所を工夫しよう
Bluetoothの弱点として、電磁波に弱いということが挙げられます。
電磁波は、電子レンジなどの調理家電からも出ているので、カフェや居酒屋などの飲食店では影響が出てしまう場合もあります。
店舗面積が広く、調理場とホールに十分距離がとられていればいいのかもしれませんが、実際そうではない環境のお店もありますよね。
ですので、導入の際は専門の方と相談をすると良いでしょう。
まとめ:埋め込み型のBluetoothスピーカーは選び方に注意が必要?導入時のポイントを解説!
Bluetoothスピーカーは、無線で操作できるため場所を選ばず音楽を楽しめる、とても便利なアイテムです。
しかし、店舗で利用する場合記事中でご紹介したような、トラブルが発生するリスクも存在しています。
埋め込み型のスピーカー導入をお考えの方は、店舗の業態なども合わせて検討してみることをおすすめします。