新規で店舗や飲食店、オフィスを構える場合、電話番号は必須です。
また、携帯電話などではなく、固定電話回線の設置が最適です。
NTTドコモ、au、ソフトバンク、格安SIMなど携帯やスマートフォンが全盛の時代ではありますが、信頼度や利便性などの観点で固定電話の回線がベストだと言えます。
しかし、いざ新規に電話回線を設置しようとしても、方法がよく分からないという方も多いのではないでしょうか?
電話回線はNTT東日本、NTT西日本の加入電話以外にも、フレッツ光、ドコモ光、au光、ソフトバンク光などネット回線のひかり電話もあります。
通信業者が多く存在しているので、どこにすればよいのか分からない方もいるでしょう。
さらに、新規に電話回線を設置するにあたって、どのくらい工事に時間がかかるのかも気になるところです。
そこで今回は、新規に電話回線を申し込んで設置するための方法を、詳しく解説します。
この記事を読むことで、安心して電話回線を新規に設置できますよ。
※このページ内に記載されいる金額は特段の表記がない限り税込み表記となります。
Contents
新規店舗の開店や会社の新設に電話回線は必須
これから新規で店舗や会社を設立しようと考えている方にとって、固定の電話回線の申し込みは必須といえます。
なぜなら、現在においても固定電話番号は、信用度が高いからです。
さらに、新規で店舗や会社を設立すると、電話番号の記載を求められる機会が多くなります。
代表的なケースが以下の通りです。
・ホームページや名刺の記載
・登記登録
・銀行口座の開設
ホームページや名刺に記載する電話番号は、03などの市外局番から始まるものが信用されやすくなります。
特に年配の方ですと、その傾向は強いです。
加えて、050などの無料で契約できる電話番号は詐欺に使われることが多く、信用されにくくなっています。
また、登記登録を行う際には、電話番号の記載が必要です。
携帯電話の番号でも登録できますが、上記の通り、固定電話の番号の方が信用されます。
後から変更しようとすると手続きが煩雑なので、できれば初めから固定電話番号で登録しましょう。
そのほか、法人用の銀行口座の開設にも固定電話の番号が求められます。
このように、法人にとって固定電話番号は、信用に関わる重要な要素であるといえるのです。
なにより、法人を対象とした電話回線は、1回線で複数の電話機を繋ぐことができる特徴を持っています。
電話をする機会が多い法人にとって、新規に電話回線を設置することは重要なのです。
法人で新規の電話回線を引くならNTT
現在日本には多くの電話回線が存在しますが、その中でも信頼度が最も高いのが、NTTの回線です。
業界最大手が提供している電話回線ということもあり、顧客に与える安心感や信頼度の高さが違います。
なので、新規に申し込みを行うなら、NTTの回線がよいでしょう。
また、最近では、IP電話と呼ばれるインターネット回線を利用した電話回線が生まれました。
IP電話回線の特徴としては、
・ インターネット回線を利用
・料金が安い
・電話番号は050から始まる
といった点が挙げられます。
しかし、市外局番から始まる電話番号よりは、会社としての信頼度が劣ってしまいます。
特に050番号は頻繁にかかってくる営業電話で使われることが多かったりなど、悪いイメージを持っている方も一定数います。
ですので、新規で設立する会社の対外的な電話番号は、NTTの電話回線にするべきでしょう。
さて、NTTの電話回線には、大きく分けて3種類が存在します。
・アナログ固定回線
・デジタル回線
・光ファイバーを使ったひかり電話
以上のうち、アナログ回線は従来の固定電話回線のことです。1回線につき1チャンネルの通話やFAXが利用できます。
アナログ回線は、停電に強いといったメリットを持っていますが、デメリットも多く抱えています。
そのデメリットは、以下の通りです。
距離に応じて通話料が上がる
電話加入権(施設設置負担金)が必要
アナログ回線では、より遠くの場所へ電話をかけるほど、通話料が上がります。
加えて、電話加入権として39,600円(税込)を支払う必要があるのも、大きなデメリットです。
ライトプランという初期費用を抑えられるプランもありますが、それでも長期的には大きな費用がかかります。
以上のようなデメリットがあるため、新規で法人を設立する方には、負担が大きいでしょう。
2番目のデジタル回線は「INSネット64」というサービスになります。1回線につき2チャンネルの通話やFAXが同時に利用できます。
新規で申し込む場合はアナログ回線と同様に39,600円(税込)がかかりますが、ライトプランもあり、こちらであれば39,600円(税込)はかかりません。
また、2024年1月から「ディジタル通信モード」が地域ごとに段階的にサービス終了となります。
このため、通話モードによる電話・FAXは継続利用ができるのですが、パソコンや専用端末による通信ができなくなります。
また補完策として、2027年頃までを目途に「切り替え後のINSネット上のデータ通信」が提供されるとされていますが、伝送遅延が生じ処理時間が増大する等、利用する機器によっては通信に影響が発生する可能性があるようです。
トラブルも想定されるためこれからの契約としてはあまりお勧めできません。
3番目のひかり電話とは、光ファイバーケーブルを利用した電話回線です。
その特徴としては、以下の点が挙げられます。
・光回線の契約が必要
・電話加入権(施設設置負担金)が不要
・全国どこでも一律の通話料
・豊富でお得なオプションサービス
・光回線特有のずば抜けた速さの通信速度
光回線を利用するという特性上、インターネット環境に接続するために、光回線の契約が必須です。
ですが、インターネットが普及している現代においては、さほどのデメリットではないでしょう。
むしろ店舗や飲食店、オフィスにはインターネット回線が必須です。
大きな特徴といえば、リーズナブルな通話料です。
まず、光回線を利用しているので、電話加入料に加入する必要がありません。
加えて、全国どこにかけても一律で、3分8.8円というリーズナブルな通話料となっています。
西日本から東日本にかけて、どこでも格安の費用となります。
さらに、オプションサービスも充実しており、アナログ回線よりも比較的お得に利用可能です。
例えば、会社で利用することが多いナンバーディスプレイという、オプションサービスがあります。
従来のアナログ回線では月額1,320円のところ、ひかり電話では月額440円に割引されるのです。
新規の法人にとって、長期的な費用を抑えられるのは、魅力的ですね。
そのほかの特徴として、通信速度の速さからくる音質のよさといったメリットも挙げられます。
光ファイバーケーブルを利用しているので、安定した速さの回線速度となっているのです。
電話が繋がらないといった故障リスクを抑えて、安定した音質のよさを誇ります。
電話回線がパンクしてしまうリスクも少ないです。
このような特徴を持っているので、新規の電話回線としては、光回線を利用したひかり電話が主流といえるでしょう。
導入のスピードも大事
新規開店のタイミングに合わせて固定電話の申し込みをしたい方にとって、導入にどれくらいかかるのか気になりますよね。
電話工事にかかる時間は、混雑状況にもよりますが、申し込んでからおおよそ2週間から1ヶ月先といわれています。
そのうえ、電話工事の日程は予約制で、申し込んだ順に埋まっていく方式です。
なので、お急ぎの方はできる限り早めに申し込みをしましょう。
工事予定日の2か月前か、遅くとも1か月前くらいには申し込みを行うと安心です。
続いては、どのNTTの窓口に相談するか決めなければなりません。
NTTの電話回線の申し込み窓口は、西日本や東日本に複数あります。
特に、NTTテレポケットと呼ばれる代理店は数多くあり、どの代理店と契約すればよいのか迷われている方も多いでしょう。
NTT西日本や東日本にも、数多くの代理店があります。
実際のところどの代理店と契約をしてもNTTサービスであれば月額料金は変わりません。
代理店による違いが出るのは対応のクオリティと導入の早さです。
数ある代理店窓口の中でも、当窓口は信頼の実績を持つ代理店です。
これまでに、NTTサービスを月間3,000件以上手配しているという実績を持っています。
さらに、その対応の良さは、NTTから対応のよさをたたえられて表彰されているクオリティです。
ひかり電話に特化したスタッフが対応してくれるので、安心して任せることができます。
急いで工事を申し込みたいという方は、事前にその旨を伝えましょう。
ひかり電話や光回線に精通したスタッフが、できる限りの対応をしてくれます。
新規の回線を新しく導入する際の工事内容
さて、続いては新規で電話回線を設置するための、工事内容について解説します。
新規で設置するひかり電話の光回線工事のおおまかな流れは、次の通りです。
1 フォームや電話で申し込み
2 電話番号の発行
3 回線工事の日程予約
4 回線工事開始
5 利用開始
新規に電話回線を申し込むと、まずは新規の電話番号の候補が発行されます。
最短の場合当日には、複数の候補が発行され、その中から好きな電話番号を選びましょう。
電話番号を決めた後は、回線工事の日程を予約をしましょう。
回線工事当日になると、NTTの工事担当者が光ケーブルの引き込みに訪ねてきます。
立ち合いが必要ですので、その日の予定は必ず開けておくようにしてください。
工事にかかる時間は、建物の状態や周囲の環境にもよりますが、約1時間です。
営業時間内であっても、1時間程度で回線工事が完了します。
工事完了後には、電話機と回線を接続することで、利用可能です。
家庭用でもビジネスフォンでも利用できますので、用途に合わせて選んでください。
新品の電話機を利用するほか、レンタルの電話機を使うのも1つの手です。
レンタルにすることによって、初期費用を抑えることができます。
電話帳掲載も無料
新規にNTTの固定回線やひかり電話と契約を結ぶと、電話帳に無料で掲載してもらえます。
ここでいう電話帳とは、NTTの子会社が発行しているタウンページです。
ご存知の通り、タウンページには様々な企業の電話番号が掲載されています。
掲載してもらうには、新規にNTTの固定回線やひかり電話と契約を結ぶことが必要です。
契約すると、タウンページに掲載するかどうか聞かれます。
もし断ってしまっても、後から申し込むことができますので、ご安心ください。
掲載は、1電話番号につき1掲載であれば、無料です。
2つ以上掲載することもできますが、その場合には、重複掲載料がかかります。
また、希望すればタウンページの配達も無料です。
さて、新規でタウンページという電話帳に掲載してもらうことのメリットとしては、次の点が挙げられます。
情報の網羅性
住宅や事務所に無料配布
ありあらゆる企業の情報が、大小問わず掲載されているので、新規開拓先を探すのに便利です。
上位のサイトが目立つ検索エンジンとは異なり、企業を余すことなく調べることができます。
そのほか、インターネット検索が可能なiタウンページを活用すれば、より広範囲をカバー可能です。
さらに、多くの住宅や事務所に無料で配られているので、広告としての効果も期待できます。
NTTが配布しているので、信頼のおける情報として取り扱ってもらえるのです。
新規に店舗や会社を設立する方にとって、手軽に宣伝できる手段の1つといえます。
まとめ
以上、電話回線を新規で設置する方法について、解説しました。
では、これまでに解説したことを簡単に振り返ります。
新規で店舗や会社を設立しようとする方にとって、固定電話回線をひくことは必須です。
そして、固定電話回線の中でもNTTの回線は、市外局番がつくので高い信頼度を誇ります。
加えて、ひかり電話であれば、通信料が安いのでお得に利用可能です。
そのほか、固定電話回線を引くことによって、電話帳に無料で掲載できるというメリットもあります。
電話回線を新規で設置するには、回線工事を行わなければなりません。
回線工事を行うための流れは、以下の通りです。
・フォームや電話で申し込み
・電話番号の発行
・回線工事の日程予約
・回線工事開始
・利用開始
以上の流れで、新規に電話回線を設置できます。
さて、新規に電話回線を申し込む窓口は複数ありますが、「オフィス店舗経営.COM」の窓口がおすすめです。
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