最近では店舗にカラオケ機器の導入を検討される方が増えてきました。
新型コロナの影響でお客様の流れが変わってしまったため、新しい業態を考えている方が多いようです。
この記事を読んでいる方の中にも、客単価アップや団体客獲得のため、カラオケ機器を購入・レンタルしたいと考えている飲食店オーナーの方も多いのではないでしょうか。
カラオケ機器は、カラオケボックスなどの専門店だけではなく、バー、スナック、居酒屋、パブクラブなど様々な飲食店で導入されており、非常に人気の設備となっています。
導入時に初期費用がかかり、月々の月額費用・固定費はかかりますが、お店にとってのメリットも大きいです。
しかしこれまでにカラオケを購入・レンタルしたことがない場合、導入方法や料金の相場がわからず不安ですよね。
この記事では「飲食店のカラオケ導入方法(購入・レンタル)」「料金相場」「導入にあたっての注意点」を紹介します。
最後まで読んでいただければ、申し込み方法や窓口もわかり、飲食店へのカラオケ導入に向けて具体的に動き出せるはずです。
Contents
飲食店にカラオケを導入するメリット
飲食店にカラオケを導入するメリットを紹介します。
- 客単価アップが見込める
- 宴会・パーティー利用の団体客を獲得できる
- 顧客満足度が高まる
- 店内が活気ある雰囲気になる
客単価アップが見込める
カラオケを導入することで客単価のアップが見込めます。
カラオケを楽しむお客様の場合、飲食するだけのお客様よりも滞在時間が長くなるからですね。
滞在時間が長くなれば、追加でドリンクやサイドメニューを注文することによって、客単価がアップすると期待できます。
宴会・パーティー利用の団体客を獲得できる
飲食店にカラオケを導入すれば、団体客へのアピールもできます。
宴会やパーティーでは、一次会で飲食したあと、二次会としてカラオケ店に移動して楽しむグループも多いです。
飲食店内でカラオケを楽しめるなら移動する手間がないため、顧客にとってメリットがあります。
現在では「飲食もカラオケもできるお店」は減っているといわれています。珍しいからこそ「食事もカラオケも楽しみたい」というグループにはアピールできます。
顧客満足度が高まる
カラオケがあることで、顧客満足度が高まることも期待できます。
仲間とカラオケして盛り上がれると「楽しかった」という記憶が残りやすいからです。
仲間内の集まりであれ会社の宴会であれ、飲食だけでは会話が続かないときでも、カラオケを通じて話せたり盛り上がれたりすることもあります。
「楽しかった」と感じれば顧客の満足度が高まり、「また利用しよう」というリピート行動につながりやすくなるでしょう。
店内が活気ある雰囲気になる
飲食店にカラオケを導入すると、店内が活気あるワイワイとした雰囲気になります。
音楽や歌声が響くからですね。
店内に音楽や歌声が流れていれば、お客様は「ここはワイワイと騒いでいい店だな」「気軽で明るい雰囲気の店だな」と感じます。
知らない人ともカラオケを通じて距離が近づいたり仲良くなれたりするので、「人との出会い」「ワイワイ騒げるお店」を求めているお客様にアピールできます。
飲食店にカラオケを導入するデメリット
飲食店にカラオケを導入するデメリットを紹介します。
- 初期費用がかかる
- ランニングコストが増加する
- 各種の申請手続きが必要になる
- 騒音による近隣トラブルの可能性がある
初期費用がかかる
飲食店にカラオケを導入する場合には、以下のような初期費用がかかります。
- 機材の購入費用(購入する場合)
- 店内に防音・防振対策を施す費用
防音・防振対策としては「壁・天井に吸音材・遮音材(パネルやシート)を貼る」「防音サッシにする」「排気口や換気扇を防音仕様にする」などがあります。
ランニングコストが増加する
飲食店にカラオケを導入すると、初期費用のほかにランニングコストもかかります。
例えば「カラオケ機器のレンタル料金」「楽曲配信料」「著作権料」といった費用です。
カラオケの楽曲が配信されるためにはネット回線(光回線)も必要なので、光回線を導入していない店舗なら通信費も新たにかかることになります。
各種の申請手続きが必要になる
飲食店がカラオケを導入する場合、状況によっては警察署での手続きが必要です。
例えばカラオケを導入した飲食店で「接待」を行う場合には、「風俗営業」の許可申請が必要となります。
また深夜営業して顧客に遊興させお酒を提供する場合には、「特定遊興飲食店」としての営業許可をとる必要があります。
上記の届出にあたっては「お店の図面」なども含めた書類の準備が必要なので、「面倒」「わかりにくくて大変」と感じてしまう経営者も少なくありません。
騒音による近隣トラブルの可能性がある
カラオケを導入した飲食店で起こりやすいのが、近隣住民との騒音トラブルです。
注意して防音対策を施したとしても、「歌声や騒ぎ声が全く店外に聞こえない状態」にするのは難しいからですね。
またカラオケで盛り上がったお客様が、帰り際などに店の外で騒いで「うるさい店」と思われてしまうこともあるでしょう。
近隣住民からクレームが入ったり、通報されて警察官から指導を受けたりする可能性があります。
飲食店にカラオケを導入する方法と料金相場
飲食店にカラオケを導入する方法としては、「購入」と「レンタル」があります。
購入とレンタルのメリット・デメリットや料金相場について解説します。
購入する場合
まずはカラオケ機器を購入して導入する方法があります。
業務用カラオケ機器は通信カラオケメーカーや代理店で購入できます。
カラオケ機器を購入するメリットとデメリットをまとめました。
メリット |
・ランニングコストが安い ・長期間利用するとお得になる |
デメリット |
・初期費用が高い ・故障時の修理代が必要 |
購入する場合の料金相場
業務用カラオケを購入すると、100~300万円程度の金額がかかります。
また本体以外に「モニター」「マイク」「アンプ」「スピーカー」などの周辺機器も揃えなくてはいけないので、かなり初期費用が大きくなってしまいます。
カラオケ本体以外の周辺機器としては以下のようなものがあります。
モニター | カラオケの映像や歌詞を表示させるためのモニターが必要です。家庭用の液晶テレビでも代用できます。 |
マイク | 歌うための必須アイテム。複数人でも楽しめるように、2~3本は用意しておくとよいでしょう。ワイヤレスタイプならコードが絡まず快適です。 |
アンプ | プレーヤーとスピーカーの間に入る機器で、音の信号を増幅させます。 |
スピーカー | 音を出す機器で、機種により音域が違います。低い音を出せるスピーカーは高価な傾向があります。アンプと一体化しているスピーカーもあります。 |
リモコン |
カラオケの曲選びや予約ができる、画面付きのリモコン。アーティスト名などで検索もできます。DAMでは「デンモク」、JOYSOUNDでは「キョクナビ」という名前です。 |
楽曲配信用通信カラオケ用ルーター | 楽曲配信専用のルーター。一般的なWi-Fiルーターではなく、カラオケ専用のものが必要です。 |
購入費用を抑えるためには「中古品を購入する」という方法もあります。中古だと本体を10万円程度のものも売られています。
ただフリマアプリやネットオークションで売られている中古品は、「不正流通品」の可能性も。あまりに安い場合は、不具合が起きる可能性があることも念頭に置いておくべきでしょう。
またカラオケのランニングコストとして、以下の費用がかかります。
光回線の利用料金 | 月額5,000円~6,000円程度 |
楽曲配信料 | 月額10,000円~17,000円程度 |
著作権料 | 月額3,500円~16,000円程度 |
楽曲本発行料 | 月額3,000円~4,000円程度 |
カラオケ機器が故障した場合は、別途メンテナンス費用がかかります。
レンタルする場合
カラオケ機器はリースやレンタルもできます。
飲食店にカラオケを導入する場合、リース・レンタルを利用する経営者様が多いです。
レンタルのメリット・デメリットをまとめました。
メリット |
・初期費用が安い ・故意でない場合「故障時のメンテナンス費用込み」となっていることが多い |
デメリット |
・購入に比べるとランニングコストが高い ・中途解約で違約金が発生する可能性あり |
新たに飲食店を開業する場合や、カラオケ導入に伴い店内をリフォームする場合には、カラオケ機器以外の費用もかかります。
そのため導入の初期費用を抑えられるリース・レンタルには大きなメリットがあるといえます。
レンタルする場合の料金相場
リース・レンタルのランニングコストとしては以下の費用がかかります。
カラオケ機器のレンタル料金 | 月額30,000円~50,000円程度 |
楽曲配信料 | 月額10,000円~17,000円程度 |
著作権使用料 | 月額3,500円~16,000円程度 |
楽曲本発行料 | 月額3,000円~4,000円程度 |
光回線の利用料金 | 月額5,000円~6,000円程度 |
購入とは違って月々の「カラオケ機器のレンタル料金」がかかるので、ランニングコストは購入に比べてやや高くなります。
ただし故障時のメンテナンス費用は月額料金に含まれていることが多いです。
飲食店のカラオケは購入とレンタルのどちらがおすすめ?
レンタルがおすすめです。
メンテナンスはレンタル会社がやってくれますし、リース・レンタルする機種の交換についても相談に乗ってもらえるからです。
一方購入だと故障した場合に自分でメンテナンスしないといけませんし、新機種が出ても簡単には買い替えられません。
飲食店にカラオケを導入する手順
飲食店にカラオケを導入する手順について、「機器の導入」と「警察での手続き」に分けて紹介します。
飲食店へのカラオケ機器の導入手順
業務用カラオケ機器をレンタルする場合の手順を紹介します。
- レンタル会社に問い合わせ
- レンタル会社による現地調査と見積もり作成
- 光回線の導入工事
- カラオケ機器の設置
レンタル会社に問い合わせ
まずはカラオケ機器のレンタル会社に問い合わせを行います。
レンタル会社のサイトに問い合わせフォームが設置されていることが多いです。もちろん電話でも問い合わせできます。
電話での問い合わせですとレンタル会社の営業時間内に行う必要がありますが、担当者の対応を実際に感じられるメリットがあります。
フォームから問い合わせしても、「導入希望時期」「用途」「希望の機種」についてのヒアリングは電話で行われることがあります。
レンタル会社による現地調査と見積もり
レンタル会社の中には現地調査を行うところもあります。
「希望する機種が設置できるか」などを判断するためです。
「お店の広さ」「設置場所」「店内の設備」などによっては、現地調査の際に希望とは別の機種を提案されるかもしれません。もちろん「希望機種がない」「機種についてよくわからない」という場合も相談できます。
見積もりに納得したら契約手続きを進めましょう。
光回線の導入工事
通信カラオケで曲の配信を受けるためにはインターネット環境が必要です。
通信カラオケのデータ通信量は多いので、安定して通信できるようにするため、光回線を導入しましょう。
店舗の場合には、ビジネス向けのオプションやサービスが手厚い「NTTのフレッツ光」がおすすめです。
フレッツ光を導入すれば「ひかり電話」が使え、リーズナブルな月額料金で店舗の電話として利用できます。
光回線を利用開始するには工事が必要で、工事は申し込みから2週間~1か月後くらいに実施されます。
すでに店舗に光回線がある場合は、申し込みや工事はいりません。
カラオケ機器の設置
レンタル会社がカラオケ設備の設置を行ってくれます。
ネット環境が整っていれば、設置してすぐカラオケ機器を使い始められます。
警察での手続き手順
スナックなどにカラオケを導入して「接待行為をともなう営業」を行う際に、風俗営業許可を得る手順を紹介します。
- 書類をまとめて警察署に風俗営業許可を申請する
- 警察署による現地調査をうける
- 営業許可通知が下りる
書類をまとめて警察署に風俗営業許可を申請する
まずは必要な書類をまとめて「店舗所在地を管轄する警察署」に風俗営業許可(風俗営業1号)を申請します。窓口は生活安全課です。
基本的な必要書類は以下の通りですが、警察署によって追加書類が必要になることもあります。
共通書類 |
・認可申請書 ・営業の方法を記載した書類 ・店舗の賃貸借契約書・使用承諾書・建物に係る登記事項証明書等 ・営業所の平面図 ・営業所の周囲の略図 |
申請者が個人の場合に必要な書類 |
・本籍(外国人の場合は国籍)記載の住民票 ・「許可を受けられない場合」に該当しないことの誓約書 ・市区町村が発行する身分証明書 |
申請者が法人の場合に必要な書類 |
・定款及び登記事項証明書 ・役員の住民票 ・「許可を受けられない場合」に該当しないことの誓約書 ・役員の身分証明書(市区町村発行) |
管理者に関係する書類 |
・誠実に業務を行うことを誓約する書面 ・住民票 ・市区町村が発行する身分証明書 ・「許可を受けられない場合」に該当しないことの誓約書 ・証明写真2枚 |
※2024年9月1日時点の情報
なお「風俗営業の許可を取り消されて5年を経過しない者」「破産手続開始の決定を受けて復権を得ない者」などは、風俗営業の許可を受けられません。
申請書類の準備は大変なので、行政書士に代行をお願いするのがおすすめです。
警察署による現地調査をうける
申請書を提出したら、10日~2週間後くらいに「風俗環境浄化協会」「警察官」「消防官」などによる現地調査があります。
以下の項目をチェックするためです。
- 申請書類の内容と店舗の実態に相違がないか
- 風俗営業に適した設備になっているか
- 「18歳未満立ち入り禁止」「20歳未満にはお酒を提供しない」などのステッカー有無
- 避難経路や消防設備
警察署により異なりますが、申請時に調査日時を予約するケースが多くなっています。申請者(法人代表者)や手続きを代行した行政書士の立ち会いが必要なので、予定をあけておきましょう。通常の所要時間は1時間程度です。
法人代表者が遠方に住んでいるなどで立ち会いが難しい場合は、事前に警察署へ相談してください。
営業許可通知が下りる
現地調査が終わって問題がなければ、営業許可通知がおります。申請から許可までは55日以内(土日祝が含まれるかは警察署により異なる)とされています。
許可証が交付されたら、店内に掲示しましょう。
飲食店にカラオケを導入する際の注意点
飲食店にカラオケを導入する際の注意点を紹介します。
- 営業形態を決める
- 防音対策を十分に行う
飲食店の営業形態を決める
飲食店にカラオケを導入する場合、「深夜酒類提供飲食店営業」「風俗営業」「特定遊興飲食店営業」の三択となります。
まずはどんなお店にするのか決めましょう。どんなお店にするかによって、「必要な許可」や「できること・できないこと」「営業できる時間帯」などが変わるからです。
それぞれのお店について解説します。
深夜酒類提供飲食店営業
「深夜酒類提供飲食店営業」は、深夜帯に営業するバーやスナックなどが行う届け出です。
「深夜酒類提供飲食店営業」でもカラオケは提供できますが、「接待」はできません。
具体的には以下のような行為はNGとなり、「風営法の無許可営業」として罰せられます。
- スタッフと特定のお客様がデュエット
- 特定のお客様の歌に合わせた手拍子
- 特定のお客様にカラオケを勧める
上記のようなサービスをしたい場合は、風俗営業(風俗営業1号)の許可が必要です。
風俗営業
「特定のお客様とのデュエット」などの接待行為を行う飲食店では、風俗営業(風俗営業1号)の許可が必要となります。
風俗営業1号許可を得れば、スタッフとお客様が一緒に楽しく盛り上がれます。
ただし風俗営業だと「営業時間が午前0時(場所によっては午前1時)まで」と決められているのがデメリットです。
特定遊興飲食店営業
カラオケステージがある飲食店は、特定遊興飲食店営業に該当すると考えられます。
特定遊興飲食店は以下のような店舗です。
- 深夜(深夜0時から午前6時まで)に営業する
- お客様に遊興をさせる
- お客様にお酒を出す
なお「遊興」とは、具体的には以下のようなことです。
- 不特定の顧客に歌・楽器演奏・ダンスなどを披露する
- 不特定の顧客に歌・ダンスなどをすすめる(カラオケ大会など含む)
特定遊興飲食店は24時間営業可能ですが、条例によって営業時間を制限している自治体もあります。例えば東京都では「午前5時~6時は営業禁止」と決められています。
防音対策をきちんと行う
飲食店にカラオケを導入するなら、きちんと防音対策しましょう。
カラオケを導入すると、近隣住民から騒音に関するクレームが寄せられると予想されるからです。場合によっては警察に通報されることもあります。
地域によっては騒音の大きさを条例で定めていますので、条例のチェックも怠ってはいけません。
また新たに店舗物件を探すのであれば、「上のフロアが住居になっている物件は選ばない」「住宅地内の物件は選ばない」など物件探しに気をつかうことも、トラブル防止に有効です。
飲食店にカラオケをレンタルする際によくある質問
飲食店にカラオケを導入する際によく寄せられる質問を紹介します。
- なぜカラオケ導入にはインターネット回線が必要なのですか?
- カラオケ機器の導入にはどれくらいの時間がかかりますか?
- レンタルカラオケが故障した場合はどうしたらいいですか?
- どの機種を導入したらいいのかわかりません
- レンタルだと歌える曲数や使える機能に制限がありますか?
- 店舗スタッフとしてカラオケ機器を扱うのは難しいですか?
- お店が狭いのですが設置できますか?
- レンタル会社の選び方を教えてください
なぜカラオケ導入にはインターネット回線が必要なのですか?
通信カラオケは、インターネットを通じて楽曲などを配信しているからです。
「最新曲」「新しい本人映像」が追加された際には、インターネットを通じて配信されます。
通信量が多いので、通信が高速で安定している光回線が必要となるのです。
今店舗に光回線がなくても、光回線の手配も同時に行ってくれるカラオケ機器レンタル会社に頼めば、あまり手間は感じないでしょう。
飲食店へのカラオケ機器の導入にはどれくらいの時間がかかりますか?
レンタル会社によります。
この記事で紹介している窓口から申し込んだ場合、以下の時間が目安となります。
光回線未導入の店舗 |
・光回線導入から10営業日前後 ・光回線導入までは申し込みから2週間~1ヶ月程度 |
光回線導入済みの店舗 | ・契約から10営業日前後 |
カラオケ機器の設置が完了すれば、カラオケを利用開始できます。ただしお客様にカラオケを提供できるのは、各種の営業許可がとれたあととなります。
レンタルカラオケが故障した場合はどうしたらいいですか?
すぐレンタル会社に連絡して、修理してもらいましょう。
レンタルカラオケの場合、メンテナンス費用や修理費用も月額料金に含まれているケースがほとんどです。
ただし故意に機器を傷つけたり壊したりした場合には修理費用が発生することもあります。
どの機種をレンタルしたらいいのかわかりません
国内の通信カラオケは「DAM」と「JOYSOUND」のふたつです。
一般的には「採点が精巧で本人映像が多いのはDAM」「盛り上がりやすいのはJOYSOUND」と言われます。カラオケ大会などをするなら、DAMのほうがいいかもしれませんね。
ただDAMにもJOYSOUNDにもさまざまな機種があり、最適な機種は「店舗のつくりや広さ」「客層」などによっても異なります。
レンタル会社の中には現地調査して最適な機種を提案してくれるところもあるので、相談してみましょう。
最近のカラオケは高性能なので、月額料金の安いモデルでも十分楽しめますが、上位モデル・最新モデルなら映像や音質がさらに向上しています。
なおDAMとJOYSOUNDの違いについては、以下の記事で解説しています。ぜひ合わせてご覧ください。
レンタルだと歌える曲数や使える機能に制限がありますか?
レンタルカラオケでも、歌える曲数に制限はありません。「月額制の使い放題・歌い放題」なので安心してください。
もちろん「月間ランキング」なども表示されます。
店舗スタッフとしてカラオケ機器を扱うのは難しいですか?
ユーザーではなくスタッフとしてカラオケ機器を扱う場合、「ユーザーが普段触らない機能」を使うこともあります。
ただ導入時にレンタル会社のスタッフがきちんと教えてくれるので、不安になる必要はありません。
使い始めてからわからないことがあったときも、サポートしてもらえます。
お店が狭いのですが設置できますか?
現地調査してみないと正確な回答はできませんが、狭い飲食店でもカラオケを導入している例はあります。
例えば「カウンターのみのスナック」などでも、カラオケ機器の導入は可能です。
必ず思い通りにできるとは限りませんが、「内装をできるだけ邪魔しないように」などの要望も出せます。
レンタル会社の選び方を教えてください
レンタル会社は以下の基準で選ぶことをおすすめします。
- カラオケに必要なものをまとめてレンタルできる
- 対応が迅速
- 現地調査してくれる
レンタル会社によっては「月額料金が安く見えるけれど、必要な周辺機器をオプションで追加しないといけない」といったこともあります。
オプション追加が多いと、結局「コミコミ」の会社よりもレンタル料金が高くなってしまうこともあります。そのためまとまっているほうが便利です。
また設置までの期間が短く、故障対応などが迅速なのも大切。カラオケを楽しみに来店してくれたお客様をガッカリさせたくありませんからね。
現地調査してくれるレンタル会社なら、店舗を「店舗の広さ」を考慮したうえで、最適な機種を提案してくれます。現地を見たうえで導入するため、設置もスムーズだと考えられます。
まとめ
カラオケは客単価アップやお店の雰囲気づくりに有効です。
カラオケの導入方法としては購入とレンタルがあり、飲食店ではレンタルが一般的です。レンタルだと初期費用が安く、月額料金にメンテナンスも含まれているのでラクだからですね。レンタル開始後にサポートも受けられます。
なお飲食店にカラオケを導入する場合には、「機器さえ整えば終わり」ではありません。
「カラオケの使い方」などによっては、警察署などへの許可申請も必要となります。風営法関連の手続きは書類準備が大変なことも多いので、面倒なら行政書士に相談しましょう。
法律やルールを守りつつ、カラオケでお客様にも楽しんでもらえたら、お店がもっと活気づきそうですね。