NTTの固定電話を導入する前に知っておくべき基本情報を解説!

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「店舗にNTTの固定電話を導入したいがそもそもどのような種類があるのか分からない・・・」
「NTTの固定電話を導入するにはどこに連絡すればいいのだろうか・・・」

NTTの固定電話を導入するとなった時に気になるのは、加入方法やどのような種類があるかではないでしょうか?
NTTの固定電話と一口に言ってもアナログの固定電話の他に、ひかり電話も固定電話のひとつとして挙げられます。

NTTの加入電話の事を一般的な固定電話と指すこともありますが、今回は、NTTのアナログ固定電話とひかり電話をテーマに、導入前に知っておくべき基本情報をご紹介します。

法人フレッツ法人フレッツ

NTTのアナログ電話の基礎知識

NTTの従来からあるアナログ電話には『加入電話』『加入電話・ライトプラン』があります。
加入電話とは、施設設置負担金(加入権)が必要であり、加入電話・ライトプランでは施設設置負担金は不要です。
加入電話の施設設置負担金は、36000円(税抜き)になります。

加入電話と加入電話・ライトプランの違いについて

NTTアナログ電話の加入電話と加入電話・ライトプランの違いは、先述した施設設置負担金の有無の他に、月々の使用料金の違いと工事費用の違いが挙げられます。

加入電話と加入電話・ライトプランを比較した際に、加入電話・ライトプランの方は施設設置負担金がない為初期費用を抑えることができます。
しかしその分、月々の使用料が加入電話よりも割高になってしまいます。

加入電話と加入電話・ライトプランの初期費用について

契約料は加入電話と加入電話・ライトプランともに800円(税抜き)で、工事費用に関しては、加入電話は不要で加入電話・ライトプランは2000円(税抜き)です。※工事費は、別途費用が発生することもあるのですが、それは訪問する必要がある場合のみです。訪問する必要がない標準的な工事費は先ほどの金額になります。

加入電話の回線使用料について

加入電話の1契約者回線ごとの月額費用は『事務用が住宅用か』『プッシュ回線用がダイヤル回線用』『1級局~3級局』で細かく異なってきます。

事務用の回線使用料は、税抜きで2300円~2500円(金額の幅は上記の違いによる)。
住宅用の回線使用料は、税抜きで1450円~1700円(金額の幅は上記の違いによる)。

加入電話・ライトプランについて

加入権についてすでに詳しい方であれば当たり前と思うかもしれませんが、加入電話・ライトプランは施設設置負担金(加入権)が存在しないため、権利譲渡や利用休止がそもそもできません。

サービス内容自体は、料金の違いを除いて加入電話と変わりません。

加入電話・ライトプランの回線使用料について

加入電話・ライトプランの回線使用料には幅がありますが、理由は加入電話と同様に『事務用が住宅用か』『プッシュ回線用がダイヤル回線用』『1級局~3級局』の違いによるものです。

事務用の回線使用料は、税抜きで2550円~2750円(金額の幅は上記の違いによる)。
住宅用の回線使用料は、税抜きで1700円~1950円(金額の幅は上記の違いによる)。

加入電話・加入電話・ライトプランの申し込みで必要なもの

申し込みに必要なものは、個人と法人で異なります。

個人の場合で1枚の証明でよいもの

個人の場合:運転免許証・パスポート・在留カード・特別永住者証明書・マイナンバーカード(個人番号カード:表面)等

個人の場合で2枚の証明が必要なもの

健康保険証・国民年金手帳・印鑑登録証明書等

法人の場合で必要な書類

基本的にNTT側で、「登記情報提供サービス」を用いて情報を確認してくれます。
しかし、登記情報が確認できなかった場合には、登記簿謄(抄)本(書面)・資格証明書・現在事項全部証明書・地縁団体台帳・印鑑登録証明書が必要になります。

アナログ固定電話の加入方法について

アナログ固定電話に加入するには、NTTのホームページもしくは電話で116から可能です。
ホームページからも予約申し込みが可能ですが、折り返しの電話が必要になり、その際に資料の提示案内があります。

2024年1月を目途に固定電話の局内設備切り替えがある

現在の固定電話(加入電話・INSネット)は2024年1月を目途にIP網に移行することになっています。
では、加入電話・INSネットを使っている方はひかり電話に切り替える必要があるかと言われればそうではありません。
現在使っている固定電話も継続して使うことができ、また固定電話が設置されている宅内の工事は不要となっています。

しかし、それに合わせて提供が終了するサービスもありますので、気になる方は下記公式URLを参考にしてください。

参考:https://www.ntt-east.co.jp/release/detail/20181025_01.html

NTTフレッツ光のひかり電話について

ひかり電話はNTTが提供しているIP電話の事で、月額利用料がアナログ固定電話に比べて負担が少ないという特徴があります。

また、ひかり電話には家庭用とビジネス用があり、プランの種類も豊富に用意されています。
小規模店舗やSOHOの場合は、家庭用プランのひかり電話を使用しているところもあります。
ひかり電話と一口に言ってもプランによって費用や特徴が異なりますので、それぞれについて見ていきましょう。

注意が必要なのは、ひかり電話単体では契約することは出来ない点です。
ひかり電話はアナログ固定電話と比較して安いのが特徴ですが、ひかり電話を利用するにはフレッツ光の契約も必要となっています。

ひかり電話の料金について

ひかり電話のプランには、『基本プラン』『ひかり電話A(エース)』『安心プラン』『もっと安心プラン』とオフィス用の『ひかり電話オフィスタイプ』『ひかり電話オフィスA(エース)』があります。

『基本プラン』は月額500円、『安心プラン』は月額1400円『ひかり電話A(エース)』は月額1500円『もっと安心プラン』は月額3900円となっています。

ひかり電話A(エース)は480円分、安心プランは1280円分、もっと安心プランは4800円分の通話料が含まれているので、多く通話する方ははじめから月額料金の高いプランを選ぶとよいでしょう。
また、ひかり電話エースには、ナンバー・ディスプレイ・ナンバー・リクエスト・キャッチホン・ボイスワープ・迷惑電話お断りサービス・着信お知らせサービスが付いているお得なプランになります。

上記のオプションの他にも、追加料金を支払うことで電話が2回線分になるダブルチャネル(月額200円)や、最大5つの電話番号を利用できるマイナンバー(月額100円)などがあります。
また、複数の付加サービスの組み合わせでセット割引も用意されているので、詳しくは下記公式URLを参照ください。
※上記は2020年7月9日現在の税抜き表示となります。

参考:https://flets.com/hikaridenwa/service/option.html

ひかり電話オフィスタイプについて

ひかり電話オフィスタイプは、オフィスに特化したひかり電話プランであり、基本料金(3チャネル・1番号)が1300円(1利用回線ごと)となっています。

ひかり電話オフィスタイプを導入するにあたって、知っておくべきなのはひかり電話オフィスタイプを利用するためには、フレッツネクストの契約が必要である点です。
フレッツ光クロス・光ライト・光ライトプラスでは利用できない事は覚えておきましょう。

ひかり電話オフィスタイプは付加サービスが充実している

ひかり電話オフィスタイプは付加サービスが充実しています。
『グループ通話定額』『複数チャネル』『FAXお知らせメール』など、業務効率化のためにも付加サービスを検討したいところです。
※上記は2020年7月9日現在の税抜き表示となります。

参考:https://business.ntt-east.co.jp/service/hikari_of/charge.html

ひかり電話の固定電話(ビジネスフォン)はどうすればいいの?

ひかり電話の固定電話(ビジネスフォン)はひかり電話に対応した機器をレンタルすることが可能です。
月額費用がもちろんかかってしまいますが、4チャネル対応用(アナログ/ISDN)が1000円。8チャネル対応用が(アナログ/ISDN)が1500円になっています。
※上記は2020年7月9日現在の税抜き表示となります。

ひかり電話オフィスタイプの通話料について

ひかり電話オフィスタイプから、加入電話・INSネットなどの固定電話にかける場合は、3分8円となっており、携帯電話への通話はかける事業者によってグループ分けされ料金が異なります。
PHSへの通話は距離によって料金が異なっています。
※上記は2020年7月9日現在の税抜き表示となります。

参考:https://business.ntt-east.co.jp/service/hikari_of/charge_phonecall.html

ひかり電話オフィスタイプとひかり電話オフィスA(エース)の違いについて

ひかり電話オフィスタイプとひかり電話オフィスA(エース)の違いは、付加サービスであるナンバーディスプレイ・ナンバーリクエスト・ボイスワープがひかり電話オフィスA(エース)の方に標準で付いている点が挙げられます。

また、オフィスタイプの方は基本料金1300円で3チャンネル、1番号に対し、オフィスA(エース)の方は基本料金1100円で1チャンネル、1番号になっています。

そのほか付加サービスで大きく異なるのはチャンネル追加で、オフィスタイプの方は1チャンネル追加で400円であるのに対し、オフィスA(エース)の方は1チャンネル追加で1000円です。
※上記は2020年7月9日現在の税抜き表示となります。

ひかり電話オフィスタイプとひかり電話オフィスA(エース)にはクラウドPBXもおすすめ

ひかり電話にはクラウドPBXの、ひかりクラウドPBXがあります。
ひかり電話にクラウドPBXサービスを組みわせることによって、スマートフォンを内製化することができるので、リモートワークが活発に行われている状況でおすすめできます。

また、社員の私用スマートフォンを業務に活用できる点と、そのスマートフォンで内線通話ができるため、料金の削減が期待できます。

ひかりクラウドPBXに限らずクラウドPBX全般に言えることですが、PBXがクラウド上にあるため社内の配線がごちゃごちゃすることがなく、すっきりとした環境を整える事が可能になります。
さらに、工事手配もPBXが社内に設置されていないので、工事手配・メンテナンスが不要になるだけでなく、保守・運用の手間も省くことができます。

ひかり電話オフィスタイプの導入に際する工事費について

ひかり電話オフィスタイプの基本工事費は1工事ごとに1000円、交換機等工事費に入る複数チャネルはひかり電話オフィスタイプ1契約ごと1000円、追加番号は1追加番号ごとに700円になっています。
工事の規模が大きくなればなるほど、どうしても工事費用はかさんでしまいます。そして、基本的な工事費以外にも17:00~8:30の間は追加料金が発生します。

規模が大きくなることで料金は高くなってしまうのだな、という事を覚えていただき、実際に導入する際には費用が細かく決められているので、それぞれで見積りをだしてもらって確認しましょう。
※上記は2020年7月9日現在の税抜き表示となります。

参考:https://flets-w.com/solution/hikari_service/office/ryokin/#ryokin02

ひかり電話導入の際の問い合わせについて

ひかり電話導入の際は公式ホームページのフォームと、電話での問い合わせが用意されています。

NTT東日本のひかり電話オフィスタイプ・オフィスA(エース)のお問合せ番号は、『0120-009-070』で受付時間に関しては、年末年始を除いて平日9:00~18:00となっています。

NTT西日本のひかり電話オフィスタイプ・オフィスA(エース)のお問合せ番号は、『0120-765-000』で受付時間に関しては、年末年始を除いて平日9:00~17:00となっています。

NTT東日本と西日本ではお問合せ先の番号だけでなく問い合わせ可能時間が異なりますので注意しましょう。
また、ホームページでの問い合わせフォームもそれぞれ異なっています。

まとめ:NTTの固定電話を導入する前に知っておくべき基本情報を解説!

いかがでしたか?NTTの固定電話の基本情報についてご紹介しましたが、今回の記事をまとめますと、
・NTTの従来からあるアナログ電話には加入電話と加入電話・ライトプランがある
・加入電話・ライトプランには加入権が不要の為その分料金が高めに設定されている
・NTTにはアナログ電話以外にひかり電話が存在する
・ひかり電話には豊富なプランが用意されているため利用する規模などにあわせて選択が可能である
以上が今回のポイントでした。
固定電話と一口に言っても種類が多くて迷ってしまうかと思いますが、規模に応じて選ぶべきプランが異なります。

オフィスに電話を導入する際には、電話機代や工事費用が大きな負担になりますので、費用面で後悔しないようにしっかり吟味した上でプランを選ぶようにしましょう。
もし導入に関して迷うところがあれば、直接電話で相談することもおすすめします。

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