ビジネスフォンとIP電話の違いについて解説!そもそもIP電話って何?

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「IP電話とビジネスフォンの違いって何だろう・・・?」
「IP電話についてはなんとなく把握しているけどイマイチ理解できていない・・・」
ビジネスの現場では、コストを抑えるという理由でIP電話を導入する企業もあります。
しかし、IP電話とビジネスフォンの違いについてわかっていない方も少なくないでしょう。
そこで今回は、「IP電話とビジネスフォンの違い」について解説していきます。

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そもそもIP電話とは?

IP電話とは、VoIP技術を用いた電話サービスのことを指します。
VoIP技術とは、インターネットを通じて音声通話が可能にする技術のことです。
簡単に説明すると、IP電話はインターネットを使用した電話であると言えます。

IP電話は広義の意味と狭義の意味が存在する為、IP電話そのものの理解が難しいですが、広義の意味は「インターネットを使用した電話」の事を指します。
狭義の意味は、通信品質が管理されたIP網で「品質が保証されている音声電話サービス」を指します。

そして、狭義の意味でのIP電話で代表的なのが050から始まり、IP電話独自に付与されているものです。

IP電話の特徴について

狭義の意味でのIP電話の特徴としては、固定電話と比較して安いことが挙げられます。
3分IP電話をかけた場合で、利用する業者によっても料金は異なりますが、10円前後で利用ができます。
安さの理由は、インターネットで音声をデータ化して届ける事ができるからです。

IP電話には音声のばらつきがあるのですが、それには品質クラスが関係しています。
電話の品質クラスにはA(固定電話並みの品質)B(携帯電話並みの品質)C(通話可能)の3種類があります。
この中で050型は、携帯電話並みの通話品質でなくても通話可能レベルで取得できるので、品質の低いIP電話も存在しているのです。

ビジネスフォンとは?

ビジネスフォンとは、ビジネス用に特化された電話のことを指し、複数の内線・外線を共有できる機能を備えています。
家庭用の電話とビジネスフォンの違いは、1回線で複数の電話機を共有できるか否かという点と、ビジネスに特化した機能があるかという点です。

一口にビジネスフォンと言っても様々な種類が存在しており、
・主装置(PBX)を社内に設置し、電話回線で接続するビジネスフォン
・PBXがクラウド上にあるクラウド型ビジネスフォン
・インターネットを使用したIP電話
が挙げられます。

IP電話とビジネスフォンの違いは?

そもそもビジネスフォンは、「ビジネスに必要な機能を備えた電話」の”総称”に対し、IP電話は、「インターネットを使用した電話」である”電話のひとつ”という違いがあります。
また、ビジネスフォンを従来タイプの固定回線型で指しているのであれば、電話回線を使うビジネスフォンと、インターネット回線を使用して使うIP電話の、回線そのものが違うと言えます。
回線そのものの違いに焦点を当てると、「IP電話のビジネスフォン」が「固定回線型のビジネスフォン」より優れているのは低いコストで電話サービスを利用出来るという点です。

IP-PBXについて

IP-PBXは、従来のPBX(主装置)の、IP電話バージョンです。
従来のPBX(主装置)は電話回線によってビジネスフォン(端末)と繋いでいましたが、従来のPBX(主装置)はIP電話用ではないので、IP電話機(端末)は利用できません。
つまり、IP電話機(端末)を利用するにはIP-PBX(主装置)が必要になります。

IP-PBXがあることによって、インターネットを通じたIP電話が可能になるため、スマートフォンを内線化することも可能になります。

まとめ:ビジネスフォンとIP電話の違いについて解説!そもそもIP電話って何?

いかがでしたか?今回の内容をまとめますと、
・そもそもIP電話とは広義の意味でインターネットを使用した電話
・狭義の意味で使われるIP電話で代表的なものが050から始まるもの
・IP電話(インターネット回線を使用した電話)とビジネスフォン(固定回線を使用した電話)は回線そのものに違いがある
・IP電話機(端末)を利用するには、IP-PBXが必要
という事でした。
ビジネスフォンと一口に言ってもさまざまな種類がありますから、導入の際には会社に合ったものを選ぶようにしましょう。

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