ひかり電話とは?ひかり電話のメリットデメリットも解説!

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「ひかり電話ってよく聞くけど正直どんなものなのか知らない・・・」
「ひかり電話にはどのようなメリットやデメリットがあるんだろう・・・」

ひかり電話は、フレッツ光の回線を利用した光IP電話サービスです。
お客様や取引先と電話でやりとりする事が多いという経営者の方は、電話代を節約したいとお考えではないでしょうか?

リーズナブルに通話できるサービスを使いたいとお考えの方に、ひかり電話はとてもおすすめです。
本記事では、ひかり電話の基本的なサービスのご紹介から、導入のメリット・デメリットまで包括して解説していきます。
※このページ内に記載されいる金額は特段の表記がない限り税込み表記となります。

法人フレッツ法人フレッツ

ひかり電話は光ファイバーを使った光IP電話サービス

ひかり電話は、フレッツ光の回線契約者が利用できる固定の光IP電話サービスです。
光回線を利用している・・・というと、通話アプリやオンラインの通話サービスを思い浮かべて「音にムラがあったり途切れたりするんじゃないの?」と考える方もいるかもしれません。

しかし、ひかり電話は従来の固定電話と同等の音質を保っているため、快適な通話ができるんです。

固定電話との違いは?

ひかり電話と固定電話の違いは、
・通話の仕組み
・料金
・電話加入権の有無

などがあります。

普通の固定電話だと、電話同士をつなげるためには電話網という電話専用のネットワークを利用していました。
ひかり電話ではインターネットのIP網を使って通話をします。

また、固定電話は交換局を通って通信を行うため、距離が遠くなると通話料金も高くなってしまいます。
子供の時に「市外局番だと電話代が高くなるから長電話はだめ」と、注意された経験がある人もいるのではないでしょうか?
エリアが遠いと経由する交換局も増えるので、手間が増える分必要な料金も比例して上がっていく仕組みです。
しかし、ひかり電話は音声をパケットデータに変換します。
データをネットで送るので交換局を使う必要はありません。
固定電話よりもコストがかからない分、通話料もお得になるのですね。

電話加入権は、NTTの固定電話回線を利用するために支払うお金のことです。(加入電話)
現在、電話加入権は39,600円ですが、ひかり電話を契約する際は電話加入権が不要です。

店舗利用も増えてきている

ひかり電話は通話料金が安いので、ご家庭以外でも店舗やオフィスなどビジネスの場で使われることも増えてきています。
後程詳しくご紹介いたしますがビジネス向けプランも充実しており、業種に関係なく使いやすいサービスなんです。

ひかり電話の料金プランについて

ここまで何度かひかり電話は安いと説明してまいりましたが、実際利用する為にはどのくらいの料金がかかるのでしょうか?

基本的なプラン

ひかり電話の基本的なプランについてご紹介いたしますね。

【基本プラン】
月額料金:550円

【ひかり電話A(エース)】
月額料金:1,650円
料金に含まれるオプション:
・ナンバーリクエスト
・ナンバーディスプレイ
・迷惑電話おことわりサービス
・ボイスワープ
・キャッチホン
・着信お知らせメール
・528円分(最大3時間相当)の通話料金

【安心プラン】
月額料金:1,540円
料金に含まれるオプション:1,408円分(最大8時間相当)の通話料金

【もっと安心プラン】
月額料金:4,290円
料金に含まれるオプション:5,280円分(最大30時間相当)の通話料金

※上記は2020年7月9日現在の税込み価格となります。

参考:https://flets.com/hikaridenwa/charge/

このように、希望するオプションや通話料金の金額からプランが選べるようになっています。
ビジネス向けプランもありますが、個人事業主や中小規模の事業所では、こういった個人向けプランを活用しているところもありますよ。

ビジネスプラン

オフィスなどで複数の電話を利用するという場合は、下記のビジネスプランがおすすめです。
【ひかり電話オフィスタイプ】
基本料金:1,300円(1回線/3チャネル)

※上記は2020年7月9日現在の税抜き価格となります。

参考:https://business.ntt-east.co.jp/service/hikari_of/charge.html

【ひかり電話オフィスA(エース)】
基本料金:1,210円(1回線/1チャネル)

・付加サービス
複数チャネル:1,100円(1チャネルごと)
追加番号:110円(1追加番号ごと)
着信お知らせメール:110円(電話番号ごとに)
一括転送:3,300円(1回線ごと)
故障/回復の通知:3,300円(1回線ごと)
グループダイヤリング基本料金:3,850円(1契約回線ごと)
グループダイヤリング追加利用料:2,200円(1追加事業所番号ごと)
フリーアクセス・ひかりワイド:1,100円(番号ごと)・・・etc.

※上記は2020年7月9日現在の税込み価格となります。

参考:https://business.ntt-east.co.jp/service/hikari_ofa/charge.html

ひかり電話オフィスタイプは、3チャネルがもともとセットになったプランで、店舗や中小事業所に向いているシンプルなビジネスプランです。

ひかり電話オフィスA(エース)はチャネルや番号がオフィスタイプに比べて多く追加できるので、各々のデスクに電話がある会社やオフィスビルなどに向いています。
ビジネスに便利なオプションも充実しているのが特徴ですね。

光回線のサービスによって名称が異なる

ひかり電話のように、光回線を使った電話サービスは他にもあります。
たとえばNURO光では「NURO光でんわ」、auひかりでは「auひかり電話」など、回線事業者ごとに光電話サービスを提供しています。

しかし、光回線と光電話は必ず同じ業者でないと利用できません。
回線と電話をそれぞれ違う業者を使い分けることはできませんので、ご注意ください。

戸建ての場合ひかり電話の設置はどうなる?

2階建て以上の住宅で、それぞれの階に電話を置きたいという場合は3種類の方法が利用できます。

1.子機を2階に置く

ひかり電話の回線を繋いだ親機と、子機を別々の階に置くというシンプルな方法です。
子機と親機が連動する距離であれば、問題なく利用できます。

2.スマホアプリを使う

LivyTalkという専用アプリがあるので、スマホにインストールしてひかり電話をスマホでも利用できるようにすれば、家のどこにいてもひかり電話を使って通話が利用できます。

AGEphoneという無料アプリもありますが、お使いのOSのバージョンによっては対応していないこともあるので使用前にご確認ください。

3.屋内配線工事をする

建物の関係で屋内配線を整えなければいけない時は、別階までの配線工事を依頼できます。光回線を引き込んだところから、別階のモジュラージャックまで延長できます。

ひかり電話導入のメリット

ひかり電話を導入して得られるメリットや、固定電話と比較して魅力的な部分について項目ごとにご紹介したいと思います。

料金が安いのでビジネス利用しやすい

通話料金が安いことは、通常利用だけでなくビジネスの場でも利点になります。
従来のNTT固定電話の基本料金は住宅用で1,595円(税込)~、事務用で2,530円(税込)~です。
対してひかり電話の基本料金は個人向けで550円(税込)~、ビジネスプランも1,210円(税込)~というようにリーズナブルなお値段。

参考:https://web116.jp/phone/fare/kihonryo.html

通話料金も、アナログ固定電話は9.35円~(3分)距離によって通話料金が高くなってしまいますが、ひかり電話では固定電話への通話は8.8円/3分と一律で、だいぶリーズナブルに利用できます。
仕事で色々な地方の人とやり取りをするという事業者の方は、ひかり電話に切り替えると毎月の通話料が節約できるでしょう。

電話番号も変えずに済む

NTTの加入電話からひかり電話に変更しても、今使っている電話番号は変わりません。
電話機もそのままでOKなので、導入に際し番号変更のお知らせをしなければいけないといった手間も不要です。
110番や119番など、なにかあったときの緊急電話も同じように利用可能です。

安定した接続で音質もいい

ひかり電話は光回線を利用して通信を行うので、対応エリア内であれば安定して通話ができます。
スマホやモバイルルーターのように基地局から無線電波をキャッチするのではなく、光ファイバーで安定した高速通信を行うので、基地局から遠くに住んでいても速度は安定して速いままです。

さらにひかり電話は音質も良いのが特徴であり、従来の固定電話と同等に途切れることなくスムーズな通話が利用できるので、コミュニケーションも円滑にとれます。

窓口によって特典がもらえることも

ひかり電話は、ネット回線と同じように申し込み窓口によってはお得な特典がもらえたり、サービスが利用できることもあります。

また、光回線と同時に申し込むと光回線申し込みの特典も一緒に付与されることも。
特典内容は窓口によって異なるので、気になるところを色々比較してみてください。

契約前に知りたい?こんなデメリットも

ひかり電話は料金が安くて便利なサービスですが、少し気になる点もあります。

光回線も利用しなければいけない

ひかり電話はあくまでもフレッツ光の関連サービスですので、セット利用が基本です。
すでにフレッツ光や光コラボを契約している場合は問題ありませんが、「家や仕事場ではネットを使わないけどひかり電話だけ契約したい」という使い方はできません。

停電したら繋がらない

ひかり電話対応のルーターに光回線を繋いで利用しているため、停電や大規模な通信障害が発生した時には通話はできません。

また、復旧時もアナログ回線から優先して電源復旧されるため、状況によってはしばらく通話できない状態が続くこともあるでしょう。

利用できないサービスもある

実は、ひかり電話には利用できないサービスもあります。
コレクトコール(電話の着払い)はひかり電話では基本的に使えません。

また、伝言ダイヤルなどかけられない電話番号も存在していますし、NTT以外のナビダイヤルにも発信できないという弱点があります。

ひかり電話導入までの流れは

ひかり電話を家や事業所に導入するまでの流れは、光回線の有無で変わってきます。
どちらのケースもご紹介していきますね。

光回線を契約している人

すでにフレッツ光や光コラボを契約している人は、NTTやプロバイダに連絡をしましょう。
申し込みは電話やオンラインで受け付けています。
ここではフレッツ光公式サイトから、オンラインで申し込みをした場合の流れをご紹介していきますね。

1.ひかり電話申し込みページを表示する
「ひかり電話お申込み」ページ内の「フレッツ光ご利用中の方 ひかり電話を申し込む」をクリック

2.プランとエリアを確認
現在契約している光回線のプランと郵便番号を入力して、ひかり電話の対象エリア内か確認しましょう。(フレッツ光クロスはひかり電話を利用できません。)

3.住宅タイプとプランを選択
郵便場号からエリアが表示されるので、自分が住んでいる番地や建物を選択して次に進みます。ひかり電話のプランが表示されるので、個人用かオフィス用を選んでください。

4.工事日の予約
フレッツ光のIDや契約者の個人情報を入力し、希望するプランと工事日を予約します。

5.対応機器を接続
NTTからひかり電話対応のルーターが送られてくるので、開通予定日になったら接続をしましょう。

ルーターに電話線を付け替えるだけなので、1分もあれば終わります。ルーターの電源を入れて数分たったらひかり電話が使える状態になります。

オフィスプランを導入する場合は別途作業が必要な場合がありますので、よくご相談して開通日を決めてくださいね。

参考:https://flets.com/hikaridenwa/order/

これから光回線を契約する人

これから店舗などに光回線を引く方は、以下の手順で申し込んでください。

1.フレッツ光のエリア確認
「ひかり電話お申込み」ページ内のフレッツ光 新規契約の方「フレッツ光&プロバイダーサービスと同時に申し込む」をクリックして郵便番号を入力します。

2.住所入力
丁目・番地・号などを選択して、フレッツ光の対応エリア内か確認しましょう。
対応している場合は「このままWebで申し込む」あるいは「電話で説明を受けて申し込む」から選べます。

3.プラン選択
建物にあった回線とひかり電話のプランの中から希望するものを選び、個人利用か法人利用を選択してください。プロバイダやオプションも同じ画面で選択します。

4.詳細な情報を入力
契約する人の個人情報等を入力し、希望する工事日を選択して申し込みを行います。
折り返し連絡が来て申し込みが確定となります。開通日当日になったらスタッフが光回線の引き込みをするので、ひかり電話対応ルーターの設定を行って通話ができるようになります。

参考:https://flets.com/hikaridenwa/order/

まとめ:ひかり電話とは?ひかり電話のメリットデメリットも解説!

今回は、ひかり電話について詳しくご紹介いたしましたがいかがでしたか?
なんとなく名前は知っていただけど、どんなサービスか分からなかったという方も、ひかり電話がビジネスの場でもお得に使えることが分かったと思います。

店舗や事業所で光回線をお使いの場合は、ひかり電話も一緒に利用すると通信費・通話料金の削減に繋がるかもしれません。

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